概要
2枚の画像を重ねる、合成の基本ノードです。ペイントソフトの「レイヤー+ブレンドモード」に 相当し、下地の上への素材配置から、乗算の影・加算の発光まで、重ね合わせ全般を担います。
使い方のポイント
- モードの選び方の目安: 素材をそのまま置く→
Normal、影・汚れ→Multiply、 光・ハイライト→ScreenかAdd(発光っぽさは Add が強い)、色味の強調→Overlay - 効果が強すぎるときはモードを変える前に
opacityを下げる。上画像の アルファに掛けて合成するため、0は透明RGBを含めてベースと完全に同じ、1は上画像本来のアルファになる。0.3〜0.6 が実用域のことが多い - サイズ違いの画像を重ねるときは
output_sizeとanchorを最初に決める。 「キャンバスにスプライトを置く」ならoutput_size = Base+anchor = Centerが定番 - 3枚以上重ねる場合はブレンドを数珠つなぎにするか、レイヤーが多いなら
image_layer_composeの方が整理しやすい - 形で切り抜きながら重ねたい場合は
blend_by_maskを使う
ドロップダウンメニューでは各モードにマウスホバーするとツールチップで説明が表示されます。
よくある失敗
- 上の画像で下が完全に消える:
Normalは上書き合成。下を透かしたいなら 上画像の透明部分を確認するか、opacityを下げる - はみ出た部分が切れる:
output_size = Base(既定)はベース画像の範囲しか出力しない。 整列・オフセット後の両画像を収めたいならLargerにする - 位置がズレる:
anchor基準+offsetの順で決まる。オフセットのスライダー範囲は キャンバスサイズ連動なので、大きく動かすときは数値入力(±4096まで)を使う
配置パラメータ詳細
output_size(出力サイズ)
| 値 | 日本語 | 説明 |
|---|---|---|
| Base | ベース | ベース画像のサイズを出力(デフォルト)。ベース画像は (0,0) 配置 |
| Blend | ブレンド | ブレンド画像のサイズを出力 |
| Larger | 大きい方 | 整列・オフセット後の両画像を囲む範囲を出力。負位置も原点をずらして保持 |
| Smaller | 小さい方 | 各辺の小さい方を採用:min(base.w, blend.w) × min(base.h, blend.h) |
Base以外の場合、ベース画像は基準キャンバスの中央に配置されます。Largerではその後に両画像の境界まで出力を広げるため、負のオフセットも切れません。
alignment(整列)
ブレンド画像の出力キャンバスに対する配置位置を9方向で指定:
左上 / Top-Left 上中央 / Top-Center 右上 / Top-Right
左中央 / Center-Left 中央 / Center 右中央 / Center-Right
左下 / Bottom-Left 下中央 / Bottom-Center 右下 / Bottom-Right
offset_x / offset_y(オフセット)
alignment で決定された位置からさらにピクセル単位で微調整。正の値で右/下方向。
スライダー動的レンジ: スライダーの操作範囲はプロジェクトのキャンバスサイズに連動します(offset_x → ±キャンバス幅、offset_y → ±キャンバス高さ)。数値入力欄では ±4096 まで直接入力可能です。
使用例
基本:同サイズ画像の合成
32×32のベースに32×32のオーバーレイを Normal, opacity: 0.5 で合成。
サイズ違い:小さい画像を中央に重ねる
32×32のベースに16×16のアイコンを alignment: Center(中央)で配置 → アイコンが (8,8)〜(23,23) に配置されます。
オフセット付き配置
64×32のベースに32×32のスプライトを alignment: Top-Left(左上), offset_x: 4 で配置 → スプライトが (4,0) から配置。
関連ノード
image_layer_compose— 多レイヤーの一括合成(レイヤーが3枚以上なら)blend_by_mask— マスク画像で合成範囲を制御したい場合erase_by_mask— 重ねるのではなく、マスクで消したい場合solid_color— 合成の下地作り