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テイク記録

record_take

直接操作のテイクを RecordedLayer document として保持します

確認済み
解説あり

入力ポート

名前説明
進行度
progress
Float
正規化進行度(0.0〜1.0)のオプション入力です。未接続ならアニメーション時間に自動追従します

出力ポート

名前説明
レイヤー
layer
RecordedLayer
記録済みテイク document
value
Map
指定時刻で評価した layer 値
概要
summary
Text
短い概要文字列
警告
warnings
Text
記録範囲に関する非致命的な警告です

パラメータ

名前既定値範囲説明・選択肢
開始時間
start_time
Float
00–1 / step 0.01

ツール記録で使う開始時刻

終了時間
end_time
Float
10–1 / step 0.01

ツール記録で使う終了時刻

記録データ
record_data
CustomData

エディタ管理の RecordedLayer 保存データ

概要

エディタでのドラッグ操作を「動き」として録画するノードです。パスの点や 選択範囲を手で動かした軌跡がそのまま記録され、keyframe_clip を経て アニメーションの素材になります。「手の動きでアニメを作る」入り口です。

使い方のポイント

  • 記録チェーンの起点: record_take → keyframe_clipclip_apply_path / clip_apply_image。まずこの流れを固定で覚える
  • pose_step_track(静止ポーズ版)との使い分けは本文の 「動画を撮る/静止画を置く」の比喩どおり
  • 繰り返す動きは後段の loop_fit / clip_loop_fit でループ化

関連ノード

  • pose_step_track — 静止ポーズ版の姉妹ノード
  • keyframe_clip — 記録のクリップ化(定番の次段)
  • layer_mixer / loop_fit — 記録の合成・ループ補正
  • clip_apply_path / clip_apply_image — 最終的な適用先

最初にざっくり理解する

Record Take は、ベジェ点や選択範囲をドラッグした時の変化を、

  • どこを動かしたか
  • どの方向へ動いたか
  • 動き始めから終わりまで、どう変化したか

という形で記録します。

つまり、これは「最後にどこへ置いたか」だけを覚えるノードではありません。
動いている途中の変化も含めて記録するのが Record Take です。

初心者向けに言い換えると、

  • Record Take = 動画っぽく記録する
  • Pose Step Track = 写真っぽく記録する

と考えると分かりやすいです。


どういう時に使う?

向いている用途

  • 点が動いていく途中も残したい時
  • 0.0 から 1.0 まで、滑らかに変化する motion を作りたい時
  • path point や selection を手で動かして、その軌跡を animation の土台にしたい時
  • 後で LayerMixerLoopFit に流したい continuous motion を作りたい時

典型例

  • マントの端を少しずつ揺らす
  • path の control point を滑らかに動かす
  • PixelCanvas の選択範囲を左から右へスライドさせる

向いていない用途

  • 「この時刻ではこの pose」という静止ポーズを段階的に置きたいだけの時
  • 中間の動きは要らず、最終姿勢だけ覚えたい時

その場合は Pose Step Track の方が合っています。


まずはここだけ覚える

Record Take を使う時は、次の 3 点だけ先に覚えると混乱しにくいです。

  1. 記録されるのは、今選択している Record Take ノード
  2. 保存されるのは秒ではなく、0.0〜1.0 の進行率
  3. 途中の動きも残る

とくに 2 と 3 が大事です。
Record Take は「ドラッグに 1.2 秒かかったから 1.2 秒のアニメーションになる」という動きではありません。
実際にかかった時間は内部で見ていますが、保存時には start_time から end_time の範囲へ正規化して並べ直します


概要


使い方

1. 記録ノードを置く

graph に Record Take を置きます。

2. source editor を開く

現在直接記録できるのは、次の editor です。

  • PixelCanvas
    • selection move
  • BezierPath
    • point drag
    • selected points move
  • MultiPath
    • point drag
    • selected points move

3. Record Take ノードを選択する

ここが重要です。
記録先は、今 graph 上で選択されている Record Take ノードです。

editor を開いているだけでは記録されません。
source editor を開いたまま、graph 上で Record Take を選んでください。

4. 直接動かす

たとえば:

  • ベジェ点をドラッグする
  • 選択した point 群をまとめて動かす
  • PixelCanvas の selection を移動する

5. マウスを離して確定する

操作を確定すると、その動きが record_datalayer 出力に保存されます。


初心者向けの具体例

例1: ベジェの点を「滑らかに右へ逃がす」

やりたいこと:

  • 最初は今の形のまま
  • 後半に向かって点が少しずつ右へ動く

設定:

  • start_time = 0.4
  • end_time = 1.0

手順:

  1. Bezier Path editor を開く
  2. graph で Record Take を選ぶ
  3. アンカー点を右へドラッグする
  4. 離して確定する

結果:

  • 0.0〜0.4 ではほぼ止まったまま
  • 0.4〜1.0 の間で、点が滑らかに移動する take になります

例2: PixelCanvas の選択範囲をスライドさせる

やりたいこと:

  • 選択した部品を、画面左から右へゆっくり動かしたい

設定:

  • start_time = 0.0
  • end_time = 1.0

手順:

  1. PixelCanvas で範囲選択する
  2. graph で Record Take を選ぶ
  3. selection をドラッグして移動する
  4. 離して確定する

結果:

  • selection の平行移動が Transform2D として記録されます
  • value.translation を見ると、その時点の移動量が読めます

例3: 一瞬だけ動くアクセントを入れる

やりたいこと:

  • 普段は止まっていて、最後にだけ少し動かしたい

設定:

  • start_time = 0.85
  • end_time = 0.95

結果:

  • 動きが短い区間に圧縮されるので、ワンアクションのアクセントになります

仕組み

内部では、Record Take

  • source node
  • source editor
  • どの point / handle / selection を動かしたか
  • その変化のサンプル列

RecordedLayer として保持します。

重要なのは、保存しているのが

  • どこをクリックしたか
  • どの UI event が来たか

ではない、という点です。

保存しているのは 結果としてどう変化したか です。
そのため、UI event の再生ではなく、編集しやすい animation データとして扱えます。


Pose Step Track との違い

Record Take

  • 動いている途中も記録する
  • 中間の変化が残る
  • 滑らかな motion 向き

Pose Step Track

  • 最終姿勢を step として置く
  • 中間の動きは残さない
  • 段階切り替え向き

迷ったら、

  • 動きそのものを作りたい → Record Take
  • ポーズを並べたい → Pose Step Track

で選ぶとよいです。


よくある勘違い

start_time / end_time は秒ですか?

違います。秒ではなく 0.0〜1.0 の正規化時間です。

source editor を開いただけで記録されますか?

されません。
記録先ノードとして Record Take を選択している必要があります。

value をそのまま画像へ使えますか?

基本的には使えません。value は transform や position の Map です。
画像ではなく、記録結果を読むための情報出力です。

ペンで描いたストローク全体も記録できますか?

現在はそこまでは入っていません。 直接記録できるのは、主に selection movepath point / handle の移動 です。

start_timeend_time を同じ値にするとどうなりますか?

実質的には「その時刻に重なった記録」になり、中間の広がりはなくなります。
連続 motion を作りたいなら、少しでも幅を持たせた方が分かりやすいです。


注意

  • 現在は internal-only 型です。変数、Switch、一致判定、custom pin には開いていません。
  • 記録対象は UI event ではなく、layer 化された変化です。
  • 専用の track 編集 UI はまだありません。今は source editor からの直接記録が入口です。

記録範囲と保存データ

  • start_time / end_time はsource editorのcaptureだけが読む制作用UI値で、配線へ promoteできません。
  • end_time < start_time の場合は大小を入れ替えて記録し、評価結果のwarningscapture_range_swappedを出します。
  • 非空の壊れたrecord_dataへ新しいcaptureを保存しようとした場合、自動で空にせず 保存を停止します。確認ダイアログで明示的にリセットした時だけ新しいcaptureで置換します。
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